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主観的な内容ばかりなので閲覧注意です。どうでもいいことも多く書いてます。
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 信長と家康の関係について燃えたからちょっと何か書けないかなーと思って書いたけどこれ以上発展できなさそうだから挫折した短文。
 そもそも時代劇とか水戸黄門ぐらいしか見たことないし、ドラマとか見ないから戦国系って書くの下手なんですよね・・・。用語とかさっぱりわかりません。勉強するべきだろ・・・。
 歴史物って山田風太郎の甲賀忍法帖ぐらいしか読んだことないなそういえば・・・。しかもあれもファンタジーアクションみたいなもんですしね。しかし私の中の忍といったら如月左衛門である。佐助もかすがも小太郎も、ごめん・・・。
 そういや2外伝で家康で上杉さんとこ行ったらかすがを見て「うひゃーなんて派手な忍だ!」ってびっくりしてて大爆笑してしまった。そうだねかすがは派手だよね黒い衣装でも派手だよね色々とねwwww3といい、家康はかすが苦手タイプなのかな。きんぴかの癖に煌びやかなのにたじたじっていう・・・あ、っていうか美しいものが苦手なのかな。三河武士とか元親とか、家康は男臭い方が好みっていうか、慣れてるっていうか・・・? 三成にも一歩退く感じだったのかなぁと思うけど、でもあれはやっぱり精神論での「美しい」だから、関係ないのかな? 見た目綺麗が苦手、精神綺麗は普通に好ましいのかな? わかりませんせい。

 吉法師の胸元まで伸びるすすき野では、背の低い竹千代はすぐに姿が見えなくなる。がさがさと草を掻き分け進む音に、突然どてっと何かが倒れる音がして、遠くでぱっと雀が飛び立った。竹千代、と犬千代の慌てた声がして、吉法師は足を止めた。広いすすき野の向こうで、子供一人分ぽっかり穴が空いている。犬千代がその穴へ走り寄るのを、吉法師は行くな、と止めた。引き締まった獣のような肉体を惜しげもなく曝す犬千代はすすきが身体にちくちくと当たるのも気にせぬようで、くるりと吉法師を振り返る。番犬の如く吉法師に付き従う犬千代は、幼い顔を不思議そうに主に向けた。
「竹千代、俺はそこまで引き返さぬぞ。待ちはするが、自力で追ってこい」
 吉法師はそう言って、ゆっくりと再び歩き出した。肩にかついだ火縄銃は重い。しかし吉法師はのらりくらりと気にせぬ風に、先ほどより鈍い足運びで先へ進んだ。犬千代は主と竹千代がいるであろう場所を交互に見ていたが、竹千代がぐっと立ち上がり、鼻先を土で汚しながら、それでも追いかけてきたので、ぱっと身を翻して吉法師を追った。



 懐かしい、と家康はすすき野を眺めてそう零した。しばらく土手から見える風景を堪能してから、部下に火縄銃を用意するよう頼む。弾を用意した一式を肩に担ぎ、忠勝、来い、と重鎮を呼ぶ。共に来ていた部下達は先に城に帰した。蜻蛉が空を飛び交っている、秋の頃だった。
 家康は昔若き日の信長に連れられて歩いたすすき野に、不思議な気分で踏み込んだ。己の背丈を優に越す長さだったすすき野は、いまや家康の腰程度だ。あの頃は随分歩いた気がするのだが、こう歩いているだけで随分とすすき野は小さく感じた。遠くに流れている小川が見えるのだ。幼い頃はまるで深い森でも歩いているような気分であったはずなのだが。
 背についてくる忠勝にはもっと小さく見えるのだろう。家康にとってのすすき野も、忠勝にとっては野とは言えない広さに違いない。忠勝ほど大きければ、小川だけではなくきっとその向こうにある畑や田もよく見えるに違いない。蜻蛉がすいっと忠勝の頭に乗って、家康はにこりと笑った。兜に刻まれている蜻蛉の模様と並んでみると、まるで親子のようである。忠勝は何も言わず辺りを気にしているようだった。開けているし、刺客がいるとも思えない。すすき野に紛れて人がいるかもしれぬとは思わないでも無いが、すすきは密集して生えているのだ。人がいるとすすきが折れて穴になるので、むしろ目立つぐらいである。
 すすき野はすぐに通過した。忠勝の通った後が轍のように折れていたが、家康はそのすすきも数日もすれば再び同じように成長することを知っている。植物の逞しさは人智の及ばぬところにあるのだ。家康は小川に出る寸前で足を止め、木陰に隠れた。火縄銃に弾を込め、忠勝もそっとそこに控える。大きな身体を持つ忠勝であったが、不思議と動物には気付かれぬ。物言わぬ物のようにぴたりと固まると、それだけで気配は希薄となった。家康は川縁にうつ伏せに横になり、銃口を川へ向けた。鴨が何羽か長閑に泳いでいた。狙いを定め、家康は引き金を引く。孫市から習ったやり方だったが、それは簡単に鴨を仕留めた。銃声が響き、ばさばさと鳥が一斉に飛び立つ。忠勝はがしゃん、と足音を立てた。家康は火縄銃を忠勝へ預け、川に下りる。一発で死に絶えた鴨を抱え上げ、家康は数秒黙祷を捧げた。そして忠勝の元まで引き返すと、懐から取り出した紐で鴨の足を縛って持った。よし、帰ろう、と言うので忠勝は家康を乗せようと身を屈めたが、家康は構わず歩き出した。
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