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主観的な内容ばかりなので閲覧注意です。どうでもいいことも多く書いてます。
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 おかあさん、おかあさんどこにいるの。嗚咽交じりで紡がれた言葉は普段の男の様子をまったく想起させない弱弱しいもので、真心は男の薄い肩を押しのけるのを寸前でやめた。いつものように甘えたがるようなら真心は手を差し伸べる気はないのだ。縋るのならば手を取る気も湧くものだが、男は真心の優しさにかまけてすぐに懐柔しようとしてくる。古くからの友人にあの男には気をつけるよう、と言われていたので、いつものようにそっとその手を剥がそうとしたのだが、男の声がそんなものであったから、思わず手を止めた。
 おかあさん、僕を捨てないで、お願いだから、いいこにするから。そう言う男の手は震えていて、真心の小さな背に精一杯の力で縋りついてくる。小さな真心の体躯に母の体を求めるなどおかしなことだと思うが、興奮状態にあった男はその両の目からほろほろと涙を流して泣くばかりであった。
「時刻、俺様はお前のお母さんじゃねぇぞ」
「僕が、何をしたっていうんだ・・・」
 まるで話を聞きやしない。ひとりにしないでと咽び泣く男のなんと惨めなことか。真心はがたがたと震える男の手を掴み、無理やり顔を上げさせた。美しいとも男の顔は涙を零してもまた綺麗なままだった。真心は美しいものに興味はなかったので、その頭を鷲づかみ、その男の人の心を操る双眸に橙色の眼球をもって正面から見据えた。
「時刻、俺様はお前なんか捨ててやらないからな」
 時刻はゆっくりと眼を見開き、まごころ、とその名を呼んだ。そっと男の手が真心の頬を撫ぜる。手の震えは治まっていた。


本当になんて時真は素敵なんだろう……。 の方へ
 時真はほんといいですよね!!!と全力で支援します。青年少女のしかも駄目青年と最強少女という組み合わせが凄く・・・ツボです・・・。何に嵌まっても時真はいつまでも別格です・・・。素晴らしいコンビ・・・。原作で再会してくれないかと本当に祈ってます。
 戯言熱再熱ありがとうございますww戯言キャラはいつまでも魅力的なので時間が経ってからまた見直すと新しい発見があっておいしいです。広がれ時真の輪!!
 コメントありがとうございました。
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